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外資系コンサルティング会社に8年勤務後、父親が創業した会社に二代目として入社。10年後に経営を引き継ぐが3年後に法的整理を行う。その後、企業の倒産回避、企業再生の支援、ブランド構築、経営アドバイザリーを目的とする会社を起業。経営者とコンサルタントの二つの立場で経営に携わった視点を活かして活動中。きれいごとは言わないインサルタントのため、クライアントからはあまり好かれない。

本サイト『経営メモ』が目指すところ

新型コロナのパンデミック後の世界を考えると、ビジネス機能が水平統合や垂直統合された大規模な企業組織では、予期しない外部環境の変化に追随していくことが難しいために、ビジネスの各機能は分解されて、その数だけ小規模な企業や個人の事業体が生まれてくると考えています。

その結果、サラリーマンから経営者の立場に変わる人の数が飛躍的に増えるはずです。しかし、社長という仕事は国家試験をパスした人だけに許される資格職ではないため、社長という肩書きを名刺に印刷することは簡単ですが、経営者にふさわしい人物になるためには、現場で経験を積むことは当然として、会社の舵取りについての知識と知恵を身に付けることが不可欠です。

経営に関わる情報は、ネット上や書籍内にたくさんありますが、大量の情報を収集すれば経営の達人になれるものではなく、むしろ情報の大河に流されて遭難する危険があります。それを避けるために必要になるのが、情報を交通整理するための視点です。

この視点は、ネットショップで売っていません。自分自身でオリジナルな視点を作りあげるしかないのです。そのためには、経営やビジネスについて、ネチっこく考え抜くことが必要になります。

学生時代の考える目的は、テストで正解を導き出すことにありましたが、経営とかビジネスについて一般解はありません。つまり、仕事において考える目的は、正解がないオープンクエスチョンに対して、自分独自の暫定解を導き出し、それに検証を加えて、さらに次の暫定解を導出するという無限ループを回し続けることを意味します。

したがって、経営において大切なことは、正解を知っていることではなく(正解はないので)、自分自身の視点や世界観を確立して、ネチネチ考え抜くことだと思っています。

本サイトでは、その考え抜くためのヒントを提供することを目的としています。そのため、明日からすぐに役立つ経営ハックのような情報というより、大喜利における「お題」のような話が多いかもしれません。

最終的に、書いてあることを読んで「適当なこと言っているんじゃねぇーよ!」とか「私はそうは思わない」といった批判的な意見が増えるならば、読者の皆さんの思考が発動した結果に他ならず、本サイトの目的は十分に達成したと考えています。

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